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成果を上げられない人のほうが多く働いている。 (ピーター・F・ドラッカ―)【opinions】

peter drucker 01llust by 加藤タカシ

時間と労力と資源を集中するほど、実際にやれる仕事の数と種類が多くなる。これこそ、困難な仕事をいくつも行う人の秘訣である。一時に1つの仕事をする。その結果、ほかの人よりも少ない時間しか必要としない。成果を上げられない人のほうが多く働いている。ピーター・F・ドラッカー

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スマホを使っていると、次から次にメールやタスクがプッシュされてきます。 企画書を作成しているときに、メールをチェックしたり、友人のソーシャルメディアの投稿に反応するなど、私たちは、マルチタスクを行っています。 マルチタスクをしている時には多くのことをこなしていると私たちは思いがちですが、これは錯覚で、実際には生産性を下げてしまっているのです。 会議の最中にメールについつい返信してしまい、大事な発言内容がわからず、後で困ったという経験を私は何度もしています。

ドラッカーが言うように多くの作業を行うより、1つのことに集中したほうが、短時間で多くの成果を生み出せるのです。 マルチタスクは、実際には集中力を低下させ、ミスを誘発させます。ミスが起これば、余計に時間がかかってしまいます。小さなミスも何度も続けば、多くの時間をロスしますし、最悪の場合、どのタスクも終わらせられず、時間だけが過ぎ去ってしまうのです。 もしも、タスクを短時間で仕上げたいなら、まずは、重要なタスクをリストアップしましょう。 今日やるべきことをリスト化し、優先順位をつけて、そこに時間と資源を集中するのです。 1つの作業に集中すれば、仕事が丁寧にでき、生産性が飛躍的にアップします。

朝一の脳が働くプラチナ時間に最重要タスクを仕上げられれば、気持ちもすっきりし、イライラや不安も減らせます。重要なタスクを1つひとつ終わらせることで、精神的な満足も得られるようになるのです。 大事な仕事を終えた後で、残りのタスクをこなしていくほうが、はるかに多くのことができるようになります。そのためは、集中を妨げるものを排除しなければなりません。最も重要なタスクを行うときには、スマホを自分の近くに置くのをやめましょう。 私の場合、カフェや会議室にこもって、人やスマホから邪魔されない環境をつくります。作業時間を見積もったら、その時間内は徹底的に集中しFacebookやメールのチェックも後回しにするのです。まずは、タスクを決めたら、5分間だけでも手をつけてみましょう。重要事項に集中できれば、自分が見積もった時間よりも短時間でタスクを完成できるようになります。

どうしても集中できないときに、私はカフェの力を借りています。私は静かすぎる環境が苦手で、少しぐらいノイズがある空間のほうが集中できます。特に、カフェで仕事をすることが多い私は、椅子やカップの音があると落ち着けます。図書館などの公共のスペースや会議室で1人で作業するときでもカフェの疑似空間をつくり出すと集中できるようです。そんなときには、iPhoneアプリのCoffitivityというアプリがとても便利です。Coffitivityはその名の通り、カフェの雰囲気を醸し出してくれるアプリです。使い方は簡単でアプリトップ画面の再生ボタンを押すだけです。これでカフェの中にいるようなざわつきが楽しめます。このアプリを起動するだけで、あっという間に集中できます。

IMG 0175 1Coffitivity

タスクを管理する際には、Any.DO To-do listなどシンプルなアプリを使うと良いと思います。仕事だけでなく、読みたい本、買い物リストなどのカテゴリー区分もできます。今日、明日、近日中などのタスクをプラスボタンで登録し完了したら、右スワイプをするだけなので、誰でも簡単に使えます。重要なタスクは☆マークで区別しましょう。 また、タイムリマインダー(アラーム)にも対応していますから重要なタスクはリマインダーで登録しましょう。これを活用すれば、今日やるべきことに集中できます。 アラーム設定の画面ではToDoの繰り返しも設定できますから会議などの重要なルーティンを登録しておくと便利です。有料版では、場所の設定も可能ですから 「会社に到着したら企画書を書く」という風にも使えます。(※ちなみに、私は無料版しか使っておりません)

screen322x572 5Any.DO To-do list

まずは、ドラッカーの言葉を信じて、マルチタスクをやめて、重要なタスクに集中しましょう! そうすれば、結果が残せるようになるはずです。

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“時間と労力と資源を集中するほど、実際にやれる仕事の数と種類が多くなる。これこそ、困難な仕事をいくつも行う人の秘訣である。一時に1つの仕事をする。その結果、ほかの人よりも少ない時間しか必要としない。成果を上げられない人のほうが多く働いている。”(ピーター・F・ドラッカー)

今すぐやるべきこと
・重要なタスクをリストアップする
・自分が集中できる環境をつくる
・作業時間を決め、徹底的に集中する

執筆者

徳本昌大/ソーシャルおじさんズ代表、ブロガー、都内広告会社でコンサルタントとして働くビジネスマン。iPhoneとソーシャルメディアが人生を変えた。著者『ソーシャルメディアを武器にするための10カ条』(高橋暁子との共著、マイナビ)など多数。