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触れて、比べて、体験する。提案力が試される時代に向けて__ハンズオンセミナー&展示会場 DiS Innovation Forum(中編)【topics】

ダイワボウ情報システム株式会社(以下DIS)は2016年2月18日、東京・六本木にて「DiS Innovation Forum」を開催した。モバイル&クラウドでワークスタイルに変革をもたらすための「視点」をパートナー各社・エンドユーザー企業に提案する内容で、基調講演、マーケットフォーカスセッション、ハンズオン、展示会場というマルチトラックの1Dayイベントは、これまで日本企業のIT化を「モノ」から下支えしてきた同社の「コト」へのビジョンを明確にし、パートナー各社に対し、これからの提案先と提案方法を養成する新たな第一歩を踏み出した印象だった。本稿では実際に機器に触れ製品についての理解を深めることを目的としたハンズオンセミナーと展示会場の様子についてダイジェストでお届けする。まずは4つ行われたハンズオンセミナーから1つずつみていこう。

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使い慣れたツールだからこそ生産性が上がる「Office 365」

まず最初に行われたハンズオンセミナーは「Office 365 & EMS」を紹介した「あらゆる場所で、あらゆるデバイスで始めるオフィスの新しいワークスタイル」だ。現在、生産的な仕事につく52%が3台以上のデバイスを使い、モバイル末端を利用して仕事をする人は13億人に及ぶという。講師をつとめたDIS 吉道 誉史氏は「今後、デバイスや環境が変化しても生産性を上げていく仕組みが必要になってくる」とし、さまざまなデバイスでOffice製品を使用できたり、ユーザー1人あたり1TBのストレージが用意されていることなど、Office 365を導入するメリットを紹介した。

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参加者は実際にタブレットでExcelやWordなどOffice 365 アプリを体験。PCと同様の操作が可能で、全員戸惑うことなく使いこなしていた。セミナーではEnterprise Mobility Suite(EMS)についても触れ、企業導入において懸念されるセキュリティ面においても、アカウント管理、多要素認証、セキュリティレポートなどでしっかりと管理できることを紹介した。

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求められている提案はどこで何をどう使うか。「Surface Pro 4 vs iPad Pro」徹底比較

続いて用意されたハンズオン「情報閲覧に加え”ペン入力、キーボードでの資料作成”までカバーする。史上最強のモバイルはどっちだ。」ではSurface Pro 4とiPad Proを並べ実際に下記の操作について比較してみた。

・キーボード入力
・ペン入力
・音声認識
・認証(Surface:顔認証、iPad:指紋認証)
・UI

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キーボード、ペン、音声認識など似ている部分も多いが、特徴のあるUI比較では、ユーザーに最適なUIを提示するSurfaceのContinuumとiPadの2画面表示Slide Over/Split Viewなどが紹介された。

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さらに講師を務めた土岐 賢治氏は、具体的なビジネスシーンでどちらが活用に適しているのかという部分についても触れた。実際に操作してみることでより活用シーンをイメージできたのではないだろうか。

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kintoneが実現する自社だけのシステム

3つめのハンズオンセミナーはビジネスグループウェアの開発・販売・運用をてがけるサイボウズ株式会社による「kintoneでファスト実現!ノンプログラミングでつくるモバイル顧客管理システム」だ。kintoneとは”チームをサポートする業務システムをファストに作成することができるクラウドサービス”で、例えば顧客管理や日報、見積書管理、契約書管理などのアプリが簡単に作成することができる。プログラミングの知識は不要で、ドラッグ&ドロップでアプリを作成できるという。参加者は実際にアンケートや商談報告書を作成した。

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kintoneは他システムとAPI連携も可能であり、手書き入力やカレンダー、名刺管理サービスなどさまざまなデータと組み合わせることができる。「求めているアプリやサービスが見つからない」といった場合には、カスタマイズすることで最適なシステムを構築することができるのだ。

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ビジネス活用に最も適したスマートフォン「Windows 10 Mobile」

最後のハンズオンセミナーは「Windows 10 Mobileの基本とモバイルワーク活用」だ。VAIOが新しくWindows 10搭載のスマートフォン「VAIO Phone Biz」を発表したことでも注目を集めているWindows 10 Mobile。講師を務めたDIS 太田和喜氏はWindows 10 Mobileの導入には以下の5つ面でメリットがあるとした。

・セキュリティ
・アプリ・ソフトウェア
・Officeアプリ
・管理面
・拡張面

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企業がスマートフォンを導入しない理由第1位は、「セキュリティ面が不安」だという。Windows 10 Mobileは、インストールできるストアアプリすべてをマイクロソフトが審査、ウィルス混入が疑われるアプリなどは弾かれるようになっているため安心だ。また、社内システムがWindowsで動作している企業が多い日本では、最適化するだけで、基本的にそのままMobileで利用可能なこともメリットとして大きいだろう。ビジネスで使用することが多いOfficeアプリが標準搭載されていることも魅力的なポイントだ。

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実際にWindows 10 Mobileを触れた後、太田氏は、デバイスやID、アクセスなどを管理することができる「Azure Active Directory」について紹介。オンプレミスのActive Directoryとの結合なども可能で、スマートフォン導入にネガティブな印象を持つお客様でも提案することができるキラーデバイスだとした。

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クラウドサービス、MDM、教育ソリューション…etc 注目のサービスが集まった展示会場

イベントには展示会場も用意されDIS含め15社が展示を行った。ハンズオンセミナーにも登壇したサイボウズ株式会社の展示もあり、また、その隣には昨年サイボウズ株式会社と協業を発表したピー・シー・エー株式会社がクラウド会計サービス「PCAクラウドを紹介していた。PCAクラウドはKintoneとAPI連携することができ、さまざまなソリューションが開発可能だ。その他にもヴイエムウェア株式会社が販売するMDM、MCM、MAM、MEMなどをひとつのコンソールで管理することができる「AirWatchやサカワ株式会社によるハイブリッド黒板アプリ「Kocri商品カタログや会議資料、マニュアルなどのドキュメントを美しいUIで閲覧、また中央管理することができる「Handbookを提供するインフォテリア株式会社などが展示をし、各社製品についてショートセッションが行われた。

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生活の中だけでなく、ビジネスの中でもスマートデバイスが急速に普及している。さまざまなデバイスやサービスがリリースされるが、何が自社にとって最適な選択なのか、見極められる担当者は少ないだろう。しかしながら、限られた予算の中でモビリティを実現、導入した効果を出さなければならない。こういった状況下で、ニーズをくみ取り各デバイズやサービスを巧みに組み合わせる提案力が今、ディストリビューターに強く求められている。

 

AUTHOR

鎌田智春(GMBA編集部 編集者)_Webデザインの雑誌に携わり、GMBAに参加。一応、デジタルネイティブ世代でPCやタブレットに抵抗はなく、アプリやサービスもとりあえず試してみるタイプ。生活の一部になったモバイルについて本当に最大限その力を活かせているのか、本人もまだ模索中。