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『AirWach』でモバイルを管理。導入しただけで終わらせない、成功に導く秘訣_DIS Innovation Forum マーケットフォーカスセッション④【topics】

ダイワボウ情報システム株式会社(以下DIS)は2016年2月18日、東京・六本木にて「DiS Innovation Forum」を開催した。モバイル&クラウドでワークスタイルに変革をもたらすための「視点」をパートナー各社・エンドユーザー企業に提案する内容で、基調講演、マーケットフォーカスセッション、ハンズオン、展示会場というマルチトラックの1Dayイベントは、これまで日本企業のIT化を「モノ」から下支えしてきた同社の「コト」へのビジョンを明確にし、パートナー各社に対し、これからの提案先と提案方法を養成する新たな第一歩を踏み出した印象だった。本稿では、DIS気鋭の営業陣による6つの「マーケットフォーカスセッション」を1つずつ紹介していく。4つめのセッションは「企業におけるスマートデバイス価値向上のヒントーFirst STEPとしてのAirWatch活用ー」。

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スピーカー:
ダイワボウ情報システム株式会社/販売推進本部
販売推進2部 副部長 谷水 茂樹氏

スマートデバイス進化の歴史を紐解く

2007年、Apple社のiPhone発売に伴い急速に浸透したスマートフォン。2008年、日本にiPhone 3Gの導入が始まり、企業でよく使われていたBlackBerryの端末の日本版も発売されている。また、Androidに関しても同時期に初のAndroid搭載スマートフォンが発売された。

Windows搭載端末も、Windows Phone 7でスマートフォンを発売し、2012年にはWindowsタブレットを代表するSurface投入に伴って、企業での活用が広がっていった。さらに、2015年、Windows 10発売の折、Windows 10 mobileを搭載したスマートフォンを6社が開発を表明、DISもSIMフリービジネスの中で、こういった端末を扱うことを発表している。

「今回のWindows 10 Mobileですが、アプリケーションの考え方であったり、ハードウェアの制限、緩和に伴って、非常に開発が盛んになっていくのではないかなと思います。さらに、Continuumモードも使用できるようになりました。今後、Windows Phoneの市場浸透が期待されます」(谷水)

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日本市場のスマートフォン浸透率はコンンシューマーで約50%を超えると谷水氏は話す。

コンシューマーで50%の浸透率ですが、企業におけるスマートフォン、タブレットの利活用は25%です。一部社員でスマートデバイスを活用している企業はトライアルも含め、大体4社に1社。全社員に導入、活用されている企業様だと40社に1社と、非常に低い浸透率になっています」(谷水)

しかし、2015年、新たに取得したデータでは導入がトライアルも含め約27%になったという。まだまだ拡大が期待される市場であるといえる。市場に対し、スマートデバイスの導入目的をヒアリングしたところ、一種のコスト削減効果を期待する企業もあるが、それよりも情報共有の活性化、業務プロセスの改善、意思決定スピードの向上など”働き方を鍛える”効果に非常に期待が集まっているという。

ここで谷水氏はグローバル事例として、消費材トップメーカーのP&Gの事例を紹介した。

「P&Gさんは、急速に拡大する中国市場の取り組みに対して、どういったIT機器を使えばいいのかというのを試行錯誤されていました。そこでスマートデバイスを導入し、市場を開拓していこうと意思決定をされたのです。iPad2万5,000台をグローバルで活用されています。アプリケーション、メール、スケジュールといった標準的なアプリケーションを活用するほか、さらに50以上の各種業務の個別アプリを実装されています」(谷水)

この自社開発アプリの中で谷水氏は1つ面白いものを紹介してくれた。それは「ピープルファインダー」というもので、P&Gの全世界の社員を地域別、製品別、得意分野別で簡単に検索することができるというものだ。新入社員が、お客様の要望に応じて、その分野を得意とする人間にアクセスし、販売におけるアドバイスを迅速に得ることができる。こういった技能を活用し、より効率的に販売網を築くことに成功したという。

「AirWatch」で3つの課題を解決

先述した事例のようにスマートデバイスを活用することによって効果をあげられるという知識があったとしても、デバイス、コンテンツ、アプリなどのセキュリティについての不安は消えないだろう。導入検討する企業にとって、共通の課題だ。ここで、谷水氏は「Enterprise Mobility Management(EMM)」という商品を紹介してくれた。

EMMは、そのデバイスのセキュリティを担保するMDM機能だけでなく、MAM、MCMが総合的にパッケージ化された商品のことです。今日はEMMカテゴリーに属しますAirWatchを紹介したいと思います」(谷水)

MDM…モバイルデバイス管理
MAM…モバイルアプリケーション管理
MCM…モバイルコンテンツ管理

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スマートデバイス活用には3つの課題があると谷水氏は話す。

・生産性の課題
・運用管理の課題
・セキュリティの課題

この3つはAirWatchで解決することができる。

まずは「生産性の課題」だ。AirWatchはあらゆるデバイスを一括管理することができる。例えば、社内で働くことが多い社員にはデスクトップ、社外にでることが多い社員にはタブレットを配付したとしよう。この管理をAirWatchだけで管理することができる。たとえOSが違っていてもだ。管理に悩むことなく、もっとも適したデバイスを社員が活用することが可能だ。「いつでも・どこでも」が実現できることによって生産性は格段に上がるはずだ。

次に「運用管理の課題」。AirWatchは1つのコンソールですべての機能を管理することができる。ダッシュボードという機能で今の状態がすぐに確認できるのだ。会社内で決めたポリシーを守っていないデバイスは何台あるのか。パスコードをかけていないデバイスがあるかなども知ることができる。美しいインターフェイスも特徴の1つだ。

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最後に「セキュリティの問題」だ。セキュリティの対策をすることは、生産性と向き合う問題だと谷水氏は話す。

セキュリティを高めすぎるとなかなか使えない端末になって、生産性が上がらないという問題が発生すると考えています。AirWatchでは、ビジネスデータ、アプリケーションの中のデータ、すべて暗号化されます。さらに細く設定も可能で、誰にどのコンテンツにアクセスさせるかという設定もできます。利用されるアプリケーション、コンテンツ、これらも記録をとることができるのです」(谷水)

セキュリティポリシーの中で、社員に使ってほしくないアプリケーションがあったとしよう。管理側はどういうアクションをするか? 直接ダウンロードした社員に警告メールをする企業もあるだろう。AirWacthの場合、利用しているユーザーに対して警告メッセージを送り、それでも削除されなければ管理者に通知がいくという自動化された仕組みがある。管理側もユーザー側も安心して使えるのがAirWatchの大きなポイントだ。

この「AirWach」、現在170カ国で展開されている。導入企業は1万6,000社を超え、政府機関、銀行機関などセキュリティに厳しい業界でも利用されている。

AirWatchは必要機能に応じたパッケージが用意されている。モバイルデバイス管理からアプリ、Eメール、ブラウジング、コンテンツ、すべてを網羅したYELLOW MANAGEMENT SUITEからデバイス、アプリ管理のみのGREEN MANAGEMENT SUITEまで、ユーザーに合わせてプラン提案することができる。

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失敗しないモバイル活用。その秘訣とは…

次いで、モバイル活用の成功の秘訣を日本の事例を交えながら谷水氏は説明してくれた。

「タクシーの配車サービスです。電話に加え、スマートフォンアプリで配車予約を始めました。次に鮮魚店、こちらはiPadよりデータを本社へ共有。販売促進施策がスピーディーになりました。また、病院ではタブレットで電子カルテを閲覧できるようにし、電話で対応することを可能に。この結果、3割駆けつけの回数が減りました。この3つの事例、共通することがあります。サービス提供者、最終消費者の関係です。利用者側にも非常に便利なサービスになっています」(谷水)

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タクシー配車はサービス提供者、最終消費者双方によりメリットのある使われ方。鮮魚店はSNS等コミュニケーション手段との融合により最終消費者へのさらなる貢献が可能で、病院の例も遠隔医療等への応用により同様のサービス提供が考えられる。サービス提供側のメリットと少しの最終消費者のニーズを満たすことに留まらず徹底的に最終消費者のニーズを掘り下げることで新たなビジネスモデルの創出が可能になるという事を海外のUber,Airbnbの事例を交え語った。最後に谷水氏は以下のように締めくくった。

「昨今、非常にモバイル、クラウドの時代で複雑化するニーズが販売店の皆様のもとにユーザー様から寄せられていると思います。このモバイスのビジネス、AirWatchだけではすべての要望を解決するのは難しいと思います。弊社マルチベンダーとして、さまざまな製品を取り扱っております。それらを組み合わせ、皆様とともにカスタマーエクスペリエンスを重視した形で今後提案をさらに強化していきたいと考えています」(谷水)